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  千のプラトー  -  2004.06.22.Tue / 11:58 

千のプラトー―資本主義と分裂症

ドゥルーズ・ガタリのこの分厚い本を「旅」についての本として読む。文章がすでに、普通の哲学書のように理路整然に書いてあるというよりも、断片的で、遊戯的で、パフォーマティブで、「旅」的だ。

彼は言う。

「<その場での旅>、あらゆる強度はこう呼ばれる。たとえその強度が外延において展開するとしても。思考すること、それは旅をすることである、そしてわれわれが先に試みたのは平滑、条理の二空間のための理論的-思惟的モデルをつくりあげることだった。要するに、これらの旅を区別しているのは、それぞれの場所の客観的な性質でも測定可能な運動量でもなく-単に精神の中だけにある何かでもなく-空間化の様態、空間における存在の仕方、空間に対するあり方なのだ。」

難しい…けど、ここで僕に一番ひっかかったのが、彼が旅を思考そのものになぞらえているということ。そして、彼は条理空間(都市のような街路や区画で整理された場所)と、平滑空間(逆にそういうものがない、砂漠や草原など)の二つの場所での旅の仕方、つまり思考のあり方が違っているという。

「平滑なものにおいて旅すること、それはまさに一つの生成変化であり、しかも困難で不安定な生成変化である。平滑なものと条理化されたものの衝突、移行、交代、重なり合いが続いているは、まさに現在であり、それも実に多様な方向においてなのである。」


「点は常に起源である。ところが生成変化の線には始まりも終わりもなく、出発も到着も、起源も目的もない。(…)生成変化の線には<中間>があるのみだ。<中間>とは平均値ではなく、クイックモーションであり、運動の絶対速度だ。生成変化は常に<中間>にあり、これをとらえるには<中間>をおさえるしかない。生成変化は一でもニでもなく、一とニの関係でもなく、二つの<あいだ>であり、二つのものに対して垂直をなす境界、あるいは逃走や転落の線である。」

点ではなく、線として生成変化としての旅。
事物と事物のあいだをつなぐものとしての旅。
そうした無数の線の交わるところに、僕の現在がある。

「画家は事物を描くのではなく、事物と事物のあいだを描くのだ。」



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 プロフィール 

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近藤ヒデノリ Hidenori Kondo
某広告代理店CMプランナー/クリエイティブ・ディレクター/TOKYO SOURCE編集長/美術家。
30カ国に渡る放浪の旅、CMプランナーとして4年間勤務後、NY大学/国際写真センター修士課程に留学。9.11直前に復職。以後、TVCMを中心に広告コミュニケーションをつくりながら、個人での表現活動もつづけている。留学中から季刊誌[A]の創刊・編集に携わる他、「Removed」「PLAY」「無重力スポーツ」など、日常に隠された権力を読み替える作品を国内外で発表。近年は人のつながりと対話をテーマに「Wedding」展の企画、「TOKYO SOURCE」 編集長を務める。06年には、久々の自身の個展「FREE CAMEL」を開催。(photo:竹内スグル)

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東京発、未来を面白くする100人(インタビュープロジェクト/2005.3~)
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禁煙ブームのこの時代に、個人の自由と表現の可能性を問う自身久々の個展。煙草「CAMEL」のパッケージからラクダを解放、路上禁煙法で知られる千代田区のギャラリーに本物のひとこぶラクダを登場させます。会場ではラクダを見ながら、CAMELが無料で吸い放題。9月22日(金)たった一日開催予定!詳しくは↓
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YAMAHAのフリーペーパー「Soul Switch」にインタビューを受けました。 →インタビュー全文 main

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