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  国家の品格  -  2006.06.21.Wed / 01:58 
またしても新書ベストセラー本だ・・・。昨日の夜中、蚊に刺されて今イチ眠れず読み始めたら、一気に朝まで読み切ってしまった。
数学者の著者がいきなり「論理」の限界を語り出すが、「論理的に」説明してくれるのでわかりやすい。たとえば、AならばB、BならばCというように、常にある「出発点」から始まる「論理」は、その出発点自体が、既に間違えてるかもしれないということ。だから出発点自体を総合判断する能力が重要で、東大上がりの秀才官僚に足りないもの…。このああたりは論理中心主義の限界として、様々なところで多くの人が言っていること。
でもそのままの勢いで自由、平等、民主主義をバッサバッサと否定していくのに驚いて目が冷めた。その説明にはそれなりに説得力があるのだが、よくわからないがしっくり来ない。

そして著者は、論理の出発点を総合判断するのに必要なものとして、日本人が古来からもつ「もののあわれ」という自然への感受性といった「情緒」、武士道や茶道というような「形」を挙げる。「日本」ときたか。著者はナショナリズムと、国への誇りは分けているが、ここが混同されると危ない。そういやジム・ジャームッシュもちょっと前に、武士道をテーマに映画を撮ってたし、「ラストサムライ」なんていう映画があった。クオリアの茂木さんも端的に言えば、論理とクオリアの両方を大切にと言っているし、論理偏重でガタがきた世の中は確かに、そういう日本的/東洋的価値観の方に向いてきている。

あと、気になったのは「人を殺してはいけない」とか「イジメはいけない」とかは論理では説明できないということ。それは、駄目なものは駄目、卑怯なものは卑怯だと論理ではなく、押し付けるしかないということ。それが武士道精神だと。やや強引な気もするが、なんだか説得力を感じてしまう。それにしても、最近このぐらいの年齢(おじいさん)の教養人(この人は数学者)の本を面白く読めてしまうのは、僕がクロアチア戦の日に35歳の誕生日を迎えてしまったからか?おかげで目がすっかり冴えてしまって眠りにつくのが辛かった・・・。

国家の品格 国家の品格
藤原 正彦 (2005/11)
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from furui

>最近このぐらいの年齢(おじいさん)の教養人(この人は数学者)の本にすごいなーと思ってしまう、、

同感。
メンタリティーの変遷を太平洋戦争以降、見てきてるから、、ですかね。
あと、年を重ねる程、集中力は衰える反面判断力は成長する。といわれてますよね。

2006.06.21.Wed / 13:26 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from Hide

昔だったら「何説教くさいこと言ってんだ」となるんだけどね。とりあえずこの人の場合は正論ばかりでもなくて、ちょっと外れてる感じがあるから面白い。おれは年齢とともに判断力、増してるのかな。

2006.06.21.Wed / 14:01 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
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 プロフィール 

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近藤ヒデノリ Hidenori Kondo
某広告代理店CMプランナー/クリエイティブ・ディレクター/TOKYO SOURCE編集長/美術家。
30カ国に渡る放浪の旅、CMプランナーとして4年間勤務後、NY大学/国際写真センター修士課程に留学。9.11直前に復職。以後、TVCMを中心に広告コミュニケーションをつくりながら、個人での表現活動もつづけている。留学中から季刊誌[A]の創刊・編集に携わる他、「Removed」「PLAY」「無重力スポーツ」など、日常に隠された権力を読み替える作品を国内外で発表。近年は人のつながりと対話をテーマに「Wedding」展の企画、「TOKYO SOURCE」 編集長を務める。06年には、久々の自身の個展「FREE CAMEL」を開催。(photo:竹内スグル)

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東京発、未来を面白くする100人(インタビュープロジェクト/2005.3~)
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禁煙ブームのこの時代に、個人の自由と表現の可能性を問う自身久々の個展。煙草「CAMEL」のパッケージからラクダを解放、路上禁煙法で知られる千代田区のギャラリーに本物のひとこぶラクダを登場させます。会場ではラクダを見ながら、CAMELが無料で吸い放題。9月22日(金)たった一日開催予定!詳しくは↓
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