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  NY便りその1・生オノヨーコ!!!「ONOCHORD」  -  2005.01.15.Sat / 15:52 
3日前からNYに来てます。
今日のこの一晩があっただけでも、この時期に無理矢理NYに来てよかったと思う。

「ONOCHORD/オノ・コード」と題された、新生MOMAで行われたオノヨーコの新作フィルム上映会。ちょうど今日は全館無料の日ということもあって、大混雑のMOMA。8時から始まるフィルム上映のチケットをぎりぎりで押さえ、コージ&サヤのおしどり夫婦とともに、まずは館内の展示を見て回る。日本人が設計したという新しいMOMAの2、3階は現代アートと写真、デザインのフロアー。建物の外観はちょっと退屈だけど、吹き抜けがすごく高くてなかなか気持ちがいい。さすがに大物がずらりと揃っていて、そこそこ新作もあって、思った以上に楽しい。でもまあ今回はそれには触れない。とりあえず行く価値は十分あると思うので、NYに来たら是非。

moma


そして、いよいよオノヨーコのスクリーニングが始まる。後から来たアレハンドロくんカップルとジェッドくんカップルの5人で会場へ。満員。客層も幅広く僕らの隣には運悪く、ほとんど浮浪者のような老夫妻が座る。オノの若い頃からの追っかけか。
オノヨーコがずり落ちた丸いサングラスをかけて入ってくる。相変わらずだなぁ。もちろん試写会といっても、彼女がこうやってステージに出てくる以上、何が起こるかわからない。観客もそれを期待している。60年代のハプニングの雰囲気を思い出し、ちょっと興奮する。

■秘蔵フィルム
初めは、彼女のお母さんが撮ったという幼少時の8ミリフィルムを見せながら、裕福だった子供時代を語る。自宅の大理石の廻り階段!をよちよちと歩く彼女。その姿が、癖のある「you know..]を連発し、ついついマイクを離れてウロウロする彼女と重なり、思わず会場が和む。

■「Film no.4」お尻
その後、彼女のフィルム作品の代表作である、いろんな人の動くお尻を延々と映した作品とそれにまつわるエピソード。画面のお尻はユーモラスなんだけど、隣のおやじが猛烈に臭い。ミントガムで必死に匂いをごまかす。

■踊るオノヨーコ
次はジョンの亡き後、彼に捧げてつくった『Walking on the thin ice」のPV。曲が始まると、彼女はついにマイクの位置を離れ、スクリーンに向かって行ってファンキーに踊り出した。70才を越えた彼女の突然のダンス。初めは思わず笑ってしまうが、スクリーンに映る若き日の彼女とジョンの姿と、そこに向かって手を広げて踊るオノを見て、思わず胸が熱くなる。

■recent viedo work
その後、彼女の比較的最近の作品へ。コンピューターで加工した画面をバックに「今すぐ行動しようよ」というような歌詞がのる。映像はちょっと退屈。時差ぼけのせいか、隣の親父のあまりの臭さのせいか、このあたりで僕はちょっと寝てしまう。後で聞いた話しでは、彼女はこの歌の最中も踊り、突然黒いスカーフで顔を覆ったりして(アメリカのイラクへの行為に対して)一部ブーイングも起こってたらしい。

■live performance
僕が目を覚ますと、彼女は舞台の上にいるハゲ頭の男(雑誌ARTFORUMの編集長)の頭に巻き尺を巻いている。そう、彼女の作品「communication piece」で、壇上に人を呼び、いろいろ測定しているのだ。その後、彼の方がオノにインタビューをするのだが、典型的理論派のアート誌編集長と、直感型天才の彼女、その噛み合なさがおもしろかった。編集長がいかにもな感じで理論的な質問をぶつけると、彼女は「私は地球を愛してるの」「私は世界を愛してるの」「それはポジションの問題なのよ」とかいって、彼のまわりをウロウロしたり突然床に寝そべったり…ほんとファンキー。編集長も、もはや手がつけられない。

■そして…
ラストはいよいよ新作の「ONOCHORD」
初め会場に入る時に僕らに渡された小さな懐中電灯に、ONOCHORDと書いてある。
「I・LOVE・YOU」に合わせてライトを点灯させてくれというもの。
スクリーンでは、薄暗い中に立つ彼女が観客にライトを向けて囁いている。



    I LOVE YOU
    i ii iii
(アイ・ラブ・ユーといいながら点滅させる)



最後にライトを手に彼女はいった、
「10年後にまた会える時も、これでお互いに合図しましょう」
I LOVE YOU

まさに、全身が詩人。
神がかってる、というか宗教の匂いさえした。
すごい人に会った夜だった。
会場はではいろんな人がそれぞれライトでピカピカ…。
そんな雰囲気と彼女のメッセージをちょっとでも
伝えたいと思った。

ちなみに終わったあと、車に乗って帰ろうとしている彼女に向けて仲間と懐中電灯を点滅させて「I LOVE YOU」と送ったんだけど、返事の点滅はなかった。見えなかったのか、ちょっと残念。
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No.98 / ART /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△
from イシイ

ドキドキしながら読みました。近藤さん、今はNYにいらっしゃるんですね。踊るオノ・ヨーコ……。胸が痛いなあ。

2005.01.15.Sat / 20:08 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
from H

コメントどうもです。ほんと、すごい夜でした。
生きている彼女のパフォーマンスに立ち会えたってのが、
うれしい。

2005.01.16.Sun / 04:18 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
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WAR IS OVER!IF YOU WANT ITHappy Christmas from John & Yokoって書かれています。1998年のクリスマスのタイムズスクエアの写真です。ヨーコ・オノがビルボードに掲出したもの。これは1969年のクリスマスに、タイムズスクエアと、世界10都市で同じメッセーコメントどうもで
2005.01.18.Tue .No21 / ABC249★ニューヨーク・スローライフ / PAGE TOP△

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 プロフィール 

self2


近藤ヒデノリ Hidenori Kondo
某広告代理店CMプランナー/クリエイティブ・ディレクター/TOKYO SOURCE編集長/美術家。
30カ国に渡る放浪の旅、CMプランナーとして4年間勤務後、NY大学/国際写真センター修士課程に留学。9.11直前に復職。以後、TVCMを中心に広告コミュニケーションをつくりながら、個人での表現活動もつづけている。留学中から季刊誌[A]の創刊・編集に携わる他、「Removed」「PLAY」「無重力スポーツ」など、日常に隠された権力を読み替える作品を国内外で発表。近年は人のつながりと対話をテーマに「Wedding」展の企画、「TOKYO SOURCE」 編集長を務める。06年には、久々の自身の個展「FREE CAMEL」を開催。(photo:竹内スグル)

 TOKYO SOURCE 

東京発、未来を面白くする100人(インタビュープロジェクト/2005.3~)
TOKYO SOURCE

TS

 FREE CAMEL 

rakuda


禁煙ブームのこの時代に、個人の自由と表現の可能性を問う自身久々の個展。煙草「CAMEL」のパッケージからラクダを解放、路上禁煙法で知られる千代田区のギャラリーに本物のひとこぶラクダを登場させます。会場ではラクダを見ながら、CAMELが無料で吸い放題。9月22日(金)たった一日開催予定!詳しくは↓
Free CAMEL Project
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YAMAHAのフリーペーパー「Soul Switch」にインタビューを受けました。 →インタビュー全文 main

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